焼却プラントにおける
「アフターメンテナンス」のやりがいは?

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プランテック焼却プラントエンジニアアフターメンテナンス職
アフターメンテナンス職
Sさん
2010年 中途入社/製造業からの転職
「またお願いしたい」その一言のために。
信頼を積み重ね、15年先まで寄り添う仕事

「信用してもらえないと、話を聞いてもらうことすらできない」。
工場のライン作業から一念発起し、未経験でプランテックに飛び込んだ先輩、Sさん。焼却プラントは建てたら終わりではなく、10年、15年という長い時間をかけてお客様の設備を見守り続けるのがアフターメンテナンス職の仕事です。
技術と胆力が試される現場、自身のミスでお客様を怒らせてしまった過去。それらを乗り越えてきたからこそ語れる、この仕事の本当のやりがいと難しさに迫ります。

これまでのご経歴と、プランテックに入社した経緯を教えてください。

以前は派遣社員として工場のライン作業をしていました。正社員化の話が出た矢先に会社の業務縮小が決まり、結局叶わなかった時期があります。そんな時に親戚から紹介されたのがプランテックでした。年齢的にも「次があるか分からない」という感覚があり、「ここが最後の勝負の場所だ」という気持ちで入社を決めました。人とのつながりから今の道が開けたと感じています。

入社当初は工事部に所属し、施工そのものを担う仕事でした。入社4年目の頃、社内にアフターサービス部が新設され、そのタイミングで引き抜かれて初期メンバーとして立ち上げに加わったのが、今のアフターメンテナンス職としてのキャリアの始まりです。プラントの数が増えるにつれて少人数では対応が難しくなり、後に工事部と統合されて今の体制になりました。

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現在担当している「アフターメンテナンス」の具体的な仕事内容を教えてください。

アフターメンテナンスは、完成したプラントが正常かつ安全に動き続けるよう支える仕事です。まず現場を下見して見積もりを作成し、お客様との打ち合わせを重ねて契約に至ったら、協力業者さんの手配と工事対応を進めます。工事完了後は報告に伺い、請求までを行うのが一連の流れです。

この間にも、担当している他のプラントでの不具合対応やトラブル対応が同時に発生します。複数の現場の状況を頭に入れながら優先順位をつけて動く力が求められる仕事です。

設計や施工とは異なる、アフターメンテナンスならではの役割や責任とは何でしょうか?

設計や施工は「プラントを生み出す」フェーズ。アフターメンテナンスは「生み出されたプラントを長く動かし続ける」フェーズを担います。だからこそ大切にしているのが、対応の完了予定日を絶対にぶれさせないことです。地域のインフラでもある廃棄物処理施設は、私たちの遅れがお客様の業務、さらには地域の暮らしにまで影響してしまうからです。

もう一つが「安定稼働」を見届けること。工事後すぐに不具合が出ることのないよう、渡した後の1年先まで見据えて対応する。目の前の工事を終わらせることではなく、その先の年月を見据えることが、この仕事の役割だと思っています。

一つのお客様と、どのくらいの期間関わり続けるのでしょうか?

プラントを導入いただいたお客様とは、基本的に15年ほどお付き合いが続きます。この長い関係の中で何よりも大事なのが信用です。信用がなければ本音も聞けず、提案も通りません。

逆に信用があれば、少し通しにくい話でも「Sさんが言うなら」と受け入れてもらえる。現場訪問や電話でのやり取りを地道に積み重ねた先にしか、この関係は築けないと感じています。

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業務の中で、特に難しいと感じる場面はどこですか?

一番緊張するのは、トラブルで機器が止まった時の「原因の見極め」です。電気系統の不具合か、操作をされていた方のヒューマンエラーか。これを、お客様からの電話越しの説明だけで判断しなければなりません。

特に北海道のような遠方の現場は、駆けつけるだけで大きな移動コストがかかってしまい、それをそのままお客様に請求することもできません。だからまず電話や写真で状況を把握し、これまでの経験と照らし合わせながら「これはあの時と同じパターンかもしれない」と推測し、本当に現地対応が必要かどうかを判断していきます。

面白いことに、うまくいった仕事より、トラブル対応の方が学びは大きいんです。だからこそ、遠回りに見えるその経験こそが、今の判断力を支えていると感じています。

この仕事でやりがいを感じる瞬間を教えてください。

一番の喜びは、お客様から直接いただく「ありがとう」の一言です。設計の仕事は成果物を図面という形で作り上げていきますが、お客様の生の声を直接聞ける機会はそう多くありません。

私たちアフターメンテナンス職は現場でお客様や業者さんと直接顔を合わせる機会が多いからこそ、感謝の言葉もまっすぐ届く。良いことも厳しいことも、すべて自分のこととして受け止められる、人との距離の近さが最大の魅力だと思っています。

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これまでで最も「技術が試された」と感じたプロジェクトを教えてください。

北海道の現場で、工事完了からわずか1週間で水が漏れて運転できなくなったことがありました。状態が悪くても、補修の仕方は現場を見なければ判断できません。すぐに現地へ飛び、協力業者さんと相談しながらその場で判断を重ね、その日のうちに応急対応を終えることができました。結果、水漏れが進行することなく、無事に次の本格工事へつなげられたんです。

あの現場では、技術的な判断力だけでなく、業者さんに気持ちよく、かつ迅速に動いてもらうための「人を動かす力」も同時に試されました。責任は最終的にこちらが負う立場ですが、実際に手を動かすのは業者さん。相手の立場を理解しながら現場をまとめていく経験は、今でも大きな自信になっています。

お客様との関わりで、印象に残っているエピソードはありますか?

いい思い出だけではありません。アフターサービス部ができてまだ間もない頃、担当する業者さんの数と工事量に対して人員配置が追いつかず、現場での対応がうまく回らなかったことがあります。その結果お客様に厳しく怒られてしまいました。「何をやっているんだ」という言葉は、今でも覚えています。

それをきっかけに、そのお客様には一層丁寧に向き合うようになりました。派手なことは何もせず、電話でこまめに相談し、助言できることは惜しまず伝える。その積み重ねの結果、今では「次いつ来るの?」と気軽に声をかけていただける、10年以上のお付き合いになっています。信頼は一度失っても、真摯な対応を続ければ取り戻せる。だからこそ後輩たちにも、失敗そのものを恥じる必要はないと伝えたいです。

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プランテックは成長しやすい環境だと感じますか?

成長しやすい環境だと思います。最初は先輩と一緒に現場へ行きますが、そこにはどうしても「先輩がいるから大丈夫」という甘えが出てしまうもの。報告・連絡・相談が細かいところまでできるようになると、一人で任されるようになります。この「任される」経験こそが、責任感を育ててくれると実感しています。

資格面でのサポートも手厚く、私自身も経験年数の節目で監理技術者の資格を取らせてもらいました。一つひとつの積み重ねが、将来的にはより大きなプラントを担当できる可能性につながっていくと考えています。

「働きやすさ」という点で、感じている魅力はありますか?

電気や設計など他部署とのつながりを持てていることが、大きな安心材料になっています。困った時に電話一本で相談できる相手が社内にいる、初めての現場でも先輩がアドバイスしてくれる。「一人で抱え込まなくていい」という雰囲気が、日々の働きやすさに直結しています。今はまだ「仲の良い人同士」の関係に頼っている部分もあり、そこは改善したい課題ですが、この聞きやすい雰囲気自体は間違いなくプランテックの魅力の一つです。

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今後、会社の中でどのような役割を果たしていきたいですか?

今力を入れて考えているのは、「今の若手が働きやすい環境をつくること」です。未経験からの入社が多いのは良いことですが、一人がアフターメンテナンスの幅広い業務すべてを担う今の体制では、教育に時間がかかってしまいます。

設計に関わる案件は設計の窓口へ、工事に関する案件は工事専門の窓口へ、というように業務を整理し、それぞれが得意分野に特化できる体制を作りたいと考えています。簡単には進みませんが、上司にも継続的に働きかけながら実現していきたいです。

アフターメンテナンス職に向いているのはどんな人だと思いますか?

やる気と責任感がある人、そして相手の立場になって考えられる人です。この仕事では、現場で手を動かす作業員の方から企業の社長さんまで、幅広い立場の人とコミュニケーションを取る必要があります。相手によって伝え方や向き合い方を変える柔軟さがあり、人と人をつなぐことに苦を感じないタイプの人は、この仕事でどんどん力を発揮できると思います。

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入社を考えている求職者に向けてメッセージをお願いします。

アフターメンテナンスは、現場対応もお客様との打ち合わせも行う、幅広い経験ができる仕事です。私自身、まったくの未経験からこの業界に来て、正直「自分にできるのか」と不安だった時期もありましたが、先輩や上司のフォローがあったからこそ今があります。

月並みですが、大切なのはやる気があるかどうかだけです。「知らない業界だから」と選択肢を狭めず、まずは一歩、勇気を出して踏み出してみてください。

特許160件以上、技術表彰多数!
独自プラントで世界の環境改善に 取り組む
監修 株式会社プランテック

プランテックは大阪府を拠点とした、廃棄物処理施設の設計、施工、メンテナンス、運転管理などを手掛ける会社です。
数多くの特許取得や受賞は、“プラントを美しく・環境をクリーンに”を追求してきたからこその、高い技術力の象徴。
国を飛び出し、世界への広がりを見せる独自技術は、CO2排出を抑え、エネルギー回収を最大化する「持続可能な環境インフラ」の一つとして注目されています。
自分が対応した現場が、自分が築いた信頼が、廃棄物処理を支え地球の未来を守っていく。——
プランテックの「焼却プラントエンジニア」は、スケールの壮大さと高い社会貢献性を感じられる仕事です。

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