環境プラントエンジニアは、ごみ焼却施設、リサイクルプラザ、下水処理場、産業廃棄物処理施設といった環境インフラ施設の設計、建設、運用・保守を行う仕事です。ここでは、環境プラントエンジニアの具体的な仕事内容をご紹介します。
環境プラントエンジニアの仕事の流れ
プラントエンジニアが担う業務は、大きく分けて6種類です。
- 企画提案・計画設計
- 資材調達
- 建設・施工管理
- 試運転・引き渡し
- 保守・運営管理
これら全てを一人の担当者が行うわけでなく、各業務を専門家たちが担当します。
1の企画設計から5の引き渡しまでは、数ヶ月から数年かかるのが一般的です。
環境プラントエンジニアの具体的な仕事内容
環境プラントエンジニアの具体的な仕事内容を踏まえた「やりがい」や「仕事の原動力」について、環境プラントの設計・施工・維持管理で実績豊富な企業、「プランテック」の現役社員にインタビューを実施。活躍しているエンジニアの皆さんに、環境プラントエンジニアの仕事のリアルを教えていただきました。
計画設計
プラントの基本計画を立案する仕事です。「1日に処理するごみの量」などクライアントのニーズに基づき、プラントの能力やパフォーマンスを決めていきます。
顧客から提示された処理量やごみ質に応じた適切な処理方式を選定するとともに、環境規制値などを確認し、プラントシステム全体のフローを決定します。営業担当者とともにクライアントに提案を行ったり、建設予定地の視察に出張したりすることも。施設の設置許可の手続きのために所管官公庁に出向いて担当者と打ち合わせなども行います。
計画設計の「仕事の原動力」は?
計画設計職
H.Kさん
2010年 新卒入社/
生物資源環境学部 環境科学科卒
環境への思い、技術研鑽、
終わりのない学び
環境改善に貢献したいという入社時の思いは、今もモチベーションの一つとしてあります。
覚えることが多いので常に刺激があります。
機械設計
プラント受注後、仕様に基づいてプラントの詳細設計を行います。プラントを構成する数千、数万のパーツを配置し、製作可能なレベルまで具体化する仕事です。
焼却炉、コンベア、ポンプ、熱交換器などの各装置についても、サイズや材質、強度などを決定します。作成した図面はそのまま製作工場や施工現場で使われるため、1ミリの狂いも許されません。書類作成の他、プラントの建設現場に出張して現地確認や顧客との打ち合わせなども行います。
機械設計の「仕事の面白さ」は?
機械設計職
M.Kさん
2007年 新卒入社/
理工学部 環境ソリューション工学科卒
突き詰めた分だけ、
応えてくれる性能がある
机上で設計したものが製品として目に見える形に製作され、設計通りの性能が出せた時には、ほかでは味わえないような達成感があります。
設計を検討すればするほど性能が上がる、自分の作りたいものが作れるということにも、やりがいや満足感を感じます。
電気設計
プラント受注後、仕様に基づいてプラントの電気計装設計を行う業務です。プラントは膨大な電気を使うため、電力会社から受電した電気を巨大なモーターや加熱装置に安全かつ効率的に届くよう仕組みを構築しなくてはなりません。
業務の範囲は、受変電設備の設計から動力・配線設計、計装・制御設計、照明・接地・防災設計、遠隔監視システムに至るまでさまざま。最初は専門を生かして業務を行いますが、業務に従事する中で幅広い知識を身につけることが可能です。
電気設計の「やりがい」とは?
電気計装設計職
Y.Sさん
2021年 新卒入社/
理工学部 電気電子情報工学科卒
設計時の“熱”が、本物になるとき
炉を立ち上げて安定燃焼ができるようになった瞬間です。
施工管理
プラントを実際に現場で形にしていく仕事です。据付や配管、塗装など、各分野の専門業者と膨大な資材、刻一刻と変化する状況などをトータルに把握して円滑に工事を進めます。
具体的には、プラントの建設現場での工程管理、品質管理、安全管理などです。高所作業、火気使用(溶接)、重機作業など危険な工程もありますが、安全対策をしっかりと行い、安全に工程を進めることが大切です。
施工管理の「やりがい」とは?
施工管理職
K.Sさん
2016年 中途入社/普通科卒
前職:営業職以上の達成感があること
長期間かけて関係者と日々調整を行ってプロジェクトを進めていきますので、無事に施設が完成した時の達成感は格別です。
建築設計
プラントとともに工場棟や管理棟などの建屋も建設する場合に、建築設計業務を行う仕事です。詳細設計は設計会社、現地工事はゼネコンに発注し、管理者として取りまとめます。
プラントの建設現場で顧客や関係先と打ち合わせを行う機会も少なくありません。建築確認申請や、消防法(危険物倉庫)・高圧ガス保安法(防護壁の設置)などの調整を行うのも建築設計の仕事です。
建築設計の「やりがい」とは?
建築設計職
S.Mさん
2022年 新卒入社/
工芸科学研究科 建築学専攻卒
当たり前を、当たり前に
設計図面のチェックで、成立していない箇所を見落とさず、しっかりと発見できたとき。
現状の設計手段ではすべての情報を一枚にまとめることはできないので、意匠・構造・設備図面それぞれに不整合がないか、図面に誤りがないかを、照らし合わせて確認することが重要になっています。
アフターメンテナンス
危険物を扱うプラントでは、ちょっとした設備不良が大事故につながってしまいます。このため完成したプラントが問題なく稼働するよう、保全や整備、改善を行うのが必要不可欠です。
アフターメンテナンスの仕事は、定期修理の計画立案・実施、設備診断、トラブルが発生した際の対応、効率向上のための改修提案などです。規格が変更になった際や新製品が出た際は、それらに合わせたプラントの改造も行います。
アフターメンテナンスの
「仕事の面白さ」は?
「プラントの規模によりますが、通常の現場では30人程度の職人が作業にかかります。様々な分野の職人が集まるため、全体の意思疎通が非常に大切。苦労はありますが、プラント性能が向上し、お客様に「良くなった!」と喜んでいただけるとうれしいですね。」
引用元:株式会社プランテック
(https://plantec.tray-trace.com/blank-9-1-3-3-1-1-1-2-2)
SUMMARY
環境プラントエンジニアの仕事は、計画から設計、施工管理、そして維持管理まで多岐にわたる専門スキルが求められます。それぞれの職種がプロとして役割を分担しながら、一つの巨大なシステムを完成させるプロセスは、エンジニアリングの醍醐味そのものです。
その醍醐味をより深く味わい、自身のキャリアを築いていくためには、単に役割をこなすだけでなく、「自社の独自技術に誇りを持てるか」そして「職種の垣根を超えてプロジェクトの熱量を感じられるか」が重要になります。
こうしたエンジニアとしての理想を追求し、独自の技術力で世界から注目を集めている企業が、プランテックです。
熱量を上げて、やりがいを持って、仕事に励める
プランテックとは?
特許160件以上、技術表彰多数!
独自プラントで世界の環境改善に
取り組む
監修
株式会社プランテック
プランテックは大阪府を拠点とした、廃棄物処理施設の設計、施工、メンテナンス、運転管理などを手掛ける会社です。
数多くの特許取得や受賞は、“プラントを美しく・環境をクリーンに”を追求してきたからこその、高い技術力の象徴。
国を飛び出し、世界への広がりを見せる独自技術は、CO2排出を抑え、エネルギー回収を最大化する「持続可能な環境インフラ」の一つとして注目されています。
自分の設計した図面が、自分の管理した設備が、廃棄物処理を支え地球の未来を守っていく。——
プランテックの「焼却プラントエンジニア」は、スケールの壮大さと高い社会貢献性を感じられる仕事です。
プランテックの仕事内容
計画設計
プラントの概要計画や基本設計、説明資料やプレゼン資料の作成などを行う仕事です。法令や環境基準に配慮したうえで、安定的かつ安全に稼働するプラントを計画します。
プランテックの設計職は、内勤が8割、出張業務が2割。出張業務では、営業担当者とともに顧客の要望に沿ったプラントを提案したり、施設の設置許可手続きのため所管官公庁の担当者と打ち合わせをしたりすることがあります。
機械設計
受注したプラントの詳細設計を行う仕事です。書類作成の他、実際の建設現場に出張して現地を確認、顧客と打ち合わせをすることもあります。
CADを使用した図面作成業務は専業のオペレーターが行うため、それほど多くありません。先輩社員について業務を学びながら技術者として成長していきます。
電気設計
プラントの仕様に基づいて、各種機器や電気計装の設計を行う仕事です。プラントの受配電から構成機器の制御、遠隔監視システムの構築に至るまで、さまざまな業務を担います。
客先との打ち合わせや現地確認、プラントの試運転や顧客への引き渡し前に行う性能試験に対応する場合もあります。プランテックでは、主力製品(バーチカル炉)について学んだ後、経験や技量に応じて業務を担当します。
施工管理
安全かつ高品質なプラントを建設するため、建設現場で工程管理や安全管理などを担います。計画書や工事の進捗に応じた各種書類の作成、管理や安全管理、客先との打ち合わせ、プラント試運転の補助などが主な仕事。
「現場の代理人」として、設計部門やさまざまな専門業者との間に立ち、調整、工程管理などを行う重要なポジションです。
建築設計
プラントに付随する工場棟や管理棟などを建設する仕事です。詳細設計は設計会社、現地工事はゼネコンにそれぞれ発注するため、管理者としてこれらを取りまとめるのも重要な仕事です。
出張は、月数回程度。自治体向け提案書の企画・立案、資料作成、設計事務所への業務指示、提出される書類・図面などのチェックも行います。
アフターメンテナンス
稼働後のプラントのメンテナンスを担います。定期点検や補修計画の立案だけでなく、プラント性能を向上させるための改造提案なども担当。現場で得た知見を設計部門へフィードバックすることで、次世代のプラント開発にも貢献しています。
顧客と正面から関わり、安定稼働を技術面から支え続ける重要な窓口です。
環境プラントエンジニアとして「市場価値」を高めるプランテックの環境
特許160件以上、技術表彰17件という業界屈指の技術力を保有
海外からの技術導入に頼らない「純国産技術」にこだわっています。
各分野の専門人材と大学との交流など、外部とのネットワークを活かし、技術開発に注力。国内外合わせて160件以上の特許・実用新案を取得(2026年2月25日時点)しているうえ、廃棄物焼却技術の研究・開発分野の実績が評価され、科学技術庁長官賞、中小企業庁長官賞、廃棄物資源循環学会有功賞など、17件もの賞※を受賞しています。
民間・自治体・海外の3軸で事業を展開
一般廃棄物・産業廃棄物・医療廃棄物など、異なる性質の廃棄物を安定燃焼できる技術を保有、目的に応じてオーダーメイドのプラントを実現しています。
民間の産業廃棄物処理事業者をはじめ、地方自治体、フィリピン、ドバイ(アラブ首長国連邦)、シンガポール、インドネシアといった海外施設など、幅広いフィールドで顧客を獲得。安定した事業展開で創業以来58年間「無借金・黒字経営」を続けています。
若手からプロジェクトの「中心」を担う裁量権
プランテックは少数精鋭。「社員一人ひとりがオールマイティーであること」をモットーに、各分野の専門家がスピーディーにエンジニアリング力を発揮しています。
20代社員が100億円規模のプロジェクトを動かすことも珍しくありません。現場での判断や突発的な仕様変更など、若手のうちから多くの経験を積むことで、技術者として早く成長することが可能です。
廃棄物焼却プラント
エンジニアが語る
プランテックでのやりがい
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【機械設計職】M.Kさん
性能満足は最低限。
「使い勝手」と「美しさ」に宿る設計者のプライド
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【電気計装設計職】Y.Sさん
2年目で掴んだ「主担当」の座。
自分が構築したシステムが、会社の新たな標準になる。
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【施工管理職】K.Sさん
営業職から
“地域のインフラ”を守る所長へ。
未経験を武器に、次世代が輝く現場を創る
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【計画設計職】H.Kさん
ゼロから最適解を描き出す。
独自技術「バーチカル炉」を武器に、 顧客の想いを形にする計画設計の真髄
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【建築設計職】S.Mさん
徹底的に判断を削ぎ、
プラントの機能美を研ぐ熱い挑戦。